ぴょいーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
満たされた。
いつも何重ものフィルターを通して見ていた
あの人を、この目で確かに見た。
今思い返しても、DVD見てたんじゃないかって思ってしまうくらい
非現実な2時間だった。
近くもなく遠くもない
そんな距離でいつも聴いているあの曲を
ステージで演奏している彼らから
目を離すもんかと、必死に最後まで追っていた。
いつもはライブ後、大体は落ち込んでいる。
楽しいが終わった後には、明日という現実が待っていて。
そう思うと憂鬱を感じずにはいられないからだ。
けれど、今回は全く違っていて、落ち込むところか頑張ろうって思えた。
魔法使いですか?あなたたちは。
本来、ライブとはこういうものであるべきなんじゃないか、
今更ながらライブの本質を知ったような気がする。
ライブ開始の雰囲気にしろ、曲の入り方にしろ、MC、演奏、何をとっても
今までみたライブの中で飛びぬけていた。
ハッピーじゃなくても良いんです。幸せを感じたいわけではないんです。
今までのどうしようもない人生も
それでも大丈夫だよっていってくれているような気がするだけで。
勘違いをさせてくれるだけで、ただそれだけで良い。